Catallaxy Blog

やらされ仕事をなくすためにCatallaxyが取り組んでいること

2018/11/05
こんにちは、大石です。

弊社の仕事の価値観で何が一番重視されているかといえば「自発性」です。
弊社では「やらされ仕事は良くない」という文化が根底にあります。

やらされ仕事はなぜ良くないのか?
人間とは「自分がこの仕事をしたい・しなければ」と思わない限り、パフォーマンスをフルに発揮できないからです。

なので、弊社ではディレクターを配置せず、みんなが作ったTODOリストをそれぞれが見て、自分でやりたいこと・やるべきことを発見しています。
統括する責任者を置かないことで、作業者自身が責任者となって、負いたい責任を負ってもらいたいのです。

とはいえ、それを上手く機能させるには前提条件があります。
誰がどんな背景で何をやっているか分かっている状況、すなわち透明性が担保されている状況でなければなりません。
ここがしっかりしていないと、暗中模索で状況を把握するコストばかりかかり、とても非効率な体制になってしまいます。

そこで、今回は弊社が取り組んでいる「自発的に仕事ができる仕組み」をご紹介します。

文化の醸成


まずは自発性の文化を一貫して明示しないといけません。
例えば、「ルールを決めない」、「指示しない」、「任せる」、「信頼と尊敬・尊重」、「強制しない」などなど。

せっかく「自由に責任を負いたい」と思ってスタートアップに望んで来てくれた方々です。
(中には家族を養っている中でチャレンジしに来てくれた人もいます。)
そんな思いに尊敬・尊重を表し、弊社で用意できる環境を最大限用意しています。

それと関連して、「許可より謝罪」というメッセージを発信しています。
これはけんすうさんが言っていることに共感して、弊社でも取り入れている行動規範です。
http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/54849996.html

責任を負うことは、自分に負荷をかけることなので、基本的にネガティブな心理状況にならざるをえません。
「責任を負った結果、結果が出せずに信頼を失う」ことは最悪なことです。

しかし、その風潮ではチャレンジするハードルがとても高くなってしまいます。
チャレンジする負担を少しでも和らげるために、「責任をすすんで負うのに許可はいらない。ミスをしても謝罪してくれればOK」という文化を根付かせています。

また、「カスタマーファースト」の文化も根付かせています。
私たちの行動はカスタマーを喜ばせることに主眼を置かなければなりません。
社内の人々に忖度することなく、すべての社員が100%お客様のために向き合える環境を弊社では提供しています。

Kibelaを使う


こういった文化を発信者が1人1人とじっくり時間をとって話すことには限界があります。
そのため、[Kibela](https://kibe.la/ja)という情報共有ツールで文面に残していつでも確認できるようにしています。
アイディア、不安なこと、嬉しいこと、出張報告、環境構築の仕方、ポエムなど、なんでもできるだけKibelaに記載することで、みんなの頭の中を映し出してストックしています。

Asanaを使う


チーム内で自発的に行動するには、「誰が何をやっているか分かる」状況が必要です。
そのためにタスク管理ツールが必要だと考えました。

世の中、色々なタスク管理ツールがありますよね。
RedmineやBacklog、Trello、JIRA・・・などなど。
これらを一通り実験した結果、Asanaを使うことにしました。

なぜAsanaにしたか?
思い切り働くには、気持ちよく働いてもらわないといけないからです。
「気持ちよく働く」というところにフォーカスしたときに、「気持ちよい」には、気軽さ・リズムの良さが多分に含まれているのだろうと考えました。
その点でAsanaのUI/UXはTODOリスト感覚で気軽にタスク登録ができます。
RedmineやBacklog、Trelloなどのタスク・カンバンといったイメージは、なんとなく気軽さに欠ける印象を受けるのです。

また、タスク管理ツールを使ったことがある人は分かると思いますが、タスクの「粒度」は気をつけるべきポイントの1つです。
気をつけないと「タスク:世界を救う」みたいな粒度が大きいタスクが登録されていたりして、永遠に解消されないゾンビタスクが積み重なってしまいます。
「気持ちよく働く」という意味では、粒度はある程度小さめの方が良いことだと判断しました。
TODOレベルの小さめのタスクでも作りやすいAsanaがぴったりです。

まとめると、人間の行動に即しているのは、チケットやイシューよりもTODOリストだと思ったのです。
毎日たくさんの会社全体のTODOリストが解消されています。

Slackを使う


弊社でもSlackをたくさん使っています。
Slackが仕事の透明化という点で果たす役割は、AsanaやKibelaと連携して「誰が何をやっているか」を把握させること、また各種メトリクスを通知することです。

Google Calendarを使う


全員とスケジュールをシェアしています。
「あの人は今どこで何しているんだろう」という疑念が解消されます。

1 on 1をする


毎週金曜日に全員と時間をとって1対1で話し合っています。
文字を入力するというコストは結構大きいので、オーラルコミュニケーションでその負荷を下げています。

他のメンバーとは隔離した場所で話し合うので、普段言いづらいことでも負担にならずに言うことができます。
制限時間は設けておらず、話したいことをとことん話してもらいます。

わざわざ制度化する必要があるのか?
ここは迷ったところですが、「困ったらいつでも話しかけて」と言われても、人間なかなかキッカケがないと話しかけられないものですよね。
その心理的ハードルを下げるために、あえて制度化しています。

まとめ


いまのところ、このやり方で透明性の担保はある程度できているようです。
まだまだ足りないところはたくさんあり、例えばもう少しディスカッションや雑談が捗る仕組みを作りたいなと思っています。

この中でも一番大事なのは「文化の醸成」だと思います。
ここに一番気を遣うことで、矛盾せず一貫したベーシックを築くことが代表の役目だと考えています。